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ヒートショックってなに?

執筆者の写真: Kawabe FumiKawabe Fumi

おはようございます。


昨日は今年最初の打ち合わせ。


断熱改修工事になるのですが、お話を聞き始めたら驚き。


年末に心臓を患い入院、手術。


無事、退院し昨日に至るなのですが、本当に良かったです。



あったかい家にしましょう!と始まったこの改修工事。


断熱の重要性を身をもって感じてもらうことになってしまいました。



日本の住宅の一般的な暖房の仕方は部屋ごとにストーブやエアコンで暖めるというやり方。


だから場所ごとに温度が変わってしまう。


リビングは快適 20°


でも廊下や脱衣室は5°なんてざらにありますよね。


この温度差が体には思いのほかストレスを与えるようなんです。


リビングは快適です。


お風呂に入ろうと思って廊下に出ると急激な温度低下を感じます。


体もそれを感じて血管がキュッと締まります。


脱衣室で服を脱いでさらに寒さを感じます。


浴室に入り、早く暖まりたいので今度は必要以上に熱いお湯につかろうとします。


気持ち的には熱いお湯につかりホッとするのですが、体の方はこの急激な温度差に驚いてしまいます。


血管が緩みすぎてしまい果てには気絶してしまうようです。


これがヒートショック!


これで亡くなってしまう方はこの気絶によって浴槽の中で溺れてしまってるようです。


実はこのヒートショックで亡くなられてる人の数、年間では交通事故で亡くなられる人の数より多いそうです。



このヒートショックを防ぐにはどうしたら良いか?


家の中の温度差を無くすということになりますね。


そこで断熱気密が重要になってきます。


要は魔法瓶のようにおうちをすっぽり包んでしまいましょう!ということです。


魔法瓶の側の厚みも大事なんですが、すっぽり包むというのがものすごく大事。


でもこれを家に施すのはかなり難しいんです。


リフォームではなおさら難しいのです。


外からやる方法。


中からやる方法。


エリアを区切ってやる方法。


やり方はいくつかありますが基本はこのすっぽり包むということ。


中途半端に隙間があるとかえって外気を引っ張ってきてしまうので限りなくゼロを目指していかなければなりません。


断熱改修は結果として見えなくなってしまう工事になりがちなのですが、


命を守る工事。


病気になりにくくしてくれる工事です。


目に見えにくいということでここにコストをかけるのは勇気がいると思います。


思った以上にコストもかかります。


しかし、長い目でみたら決して高い買い物にはならないと思います。



昨日のお客様、今まで以上に断熱気密に興味をもってお話していただきました。


私もそれにお応えできるように全力でお手伝いさせていただきます。



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