こんばんは。
東北の震災から10年。
またか!と思わせるようなジワジワ長い時間の、不安をかき立てるような地震でしたね。
大事にはならなかったようなので少しホッとしましたが、また喝を入れられた想いです。
人は良くも悪くも忘れてしまう生き物。
しかし準備は怠らないようにしないとですね。
たまたまこんなときだからこそ確認してもらえたらと思いますが。。。
先日もお話しましたウッドバルコニーの修繕です。
普段からお世話になってるオストコーポレーションの吉田さんのご実家のバルコニーです。
レッドシダーでつくられたがっちりしたデッキバルコニー。
高台にあるため見晴らしは最高で富士山もよく見えます。
いかんせん、吹きっさらしの場所で雨をもろに受けてるようで、それは柱の根元にしわ寄せが。。。
根元だけ腐ってしまっているので、根接ぎという腐った部分だけ交換する修繕方法をとります。
通常、日本の建築手法では金輪継ぎなどの継手とよばれる方法で直すのですが、
私はこの雨にさらされる場所で使うことは反対です。
木を加工することによって細かい凹凸ができます。
そこはかっこうの水が停留してしまう場所になってしまうからです。
昨日も書きましたが、わたしの外部に木を使うときの基本は
水を留まらせない、木の中に染み込ませない。
この流儀に沿って、金輪継ぎなどは使わず、耐久性を重視した方法を考え、実践してみました。
外部に建てた柱の根元、こんな風になってないですか?
サポートというジャッキのような道具でまず駆体を支えてから柱をカット。
今回は1メートルほど切りました。
既存柱、新規柱にドリルで穴を開け、
ステンレスの全ネジをボンドを使って穴にさします。
斜めにねじ込ませます。
ビスも併用して回ってしまわないように固定します。
既存の柱よりもあえて一回り小さい柱を新規に入れてます。
つなぎ目から雨などの水が浸入しないようにするためです。
このつなぎ目だけはボンドでしっかりシールして雨が侵入してこないようにぴったりくっつけます。
予定の5本の交換が完了です。
ぐらつくこともなくガッチリくっつきました。
いかがでしょうか?
だれにでも出来る方法だと思います。
一番難しいところはドリルで真っ直ぐ穴を開けることでしょうか!?
既存にはなかった根がらみを取付、足下を安定させ、筋交いの取付にも利用していきます。
明日は筋交いを取付けていきます。
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