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執筆者の写真Kawabe Fumi

木を使って外部に造作するときに気をつけること




こんばんは。


今日はちょっと足を伸ばして。。。


いつも大変お世話になってる方のご実家へ。


ベランダデッキが傷んできたのでみてもらいたいということで行ってきました。


今日は運転してると暑いくらい。


ラッキーなことにひどい渋滞もなく予定通り到着。


早速、拝見させてもらいました。


レッドシダーでしっかりしたつくりのベランダデッキでした。


いかんせん、経年劣化で足元から腐り始めているので修繕が必要と判断、提案させてもらいました。


昔、携わっていた古民家再生物件でもこの画像のように柱の根元が腐った柱をよく見ました。


そしてよく直したものです。


昔の家は基礎や土台がなく平べったい石の上に直接柱を乗せて建てる掘っ立てというやりかただったので根元が外に露出し風雨にさらされ、腐りやすかったんですよね。


修繕方法としては柱を腐ってないところで切って、切った分を新しい材料で付け足す根接ぎというやり方です。


つなぎ目は金輪継ぎという継手を加工してつなぎます。


最近はなかなかやる機会もないので(苦笑)

     ↓   こちらを参考にどうぞ。



こちらは似てるけどちょっと違う先日久々にやった追っかけ大栓継ぎ。



つなぎ方もちがうし、金輪は2方向に効きますが、追っかけは一方方向にしか強くないのでグレード的にはこっちのが下ですかね。


こんな継手を見せて自己満かと言われそうですが、


実は、外部ではなるべく使わないようにしてます。


このような加工はどうしても木が薄くなってしまう部分が出てきてたり、水がたまりやすい部分をつくってしまうためです。


したがって、外壁など縦に板を張った場合よりウッドデッキのように水平方向に板を張った場合のほうが劣化が早く、激しいことが多いのです。



私はできるだけ加工はシンプルにし、木がどこかと密接する部分をできる限りなくすようこころがけてます。


今回の修繕もシンプルかつ腐りにくい工夫を織り交ぜて作っていきたいと思います。


それはまた現場報告をさせてもらいます。



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