奥多摩断熱リノベーション
先日土間コンクリートを打ちました。
防湿が主な役目ですが、基礎の補強に少しでも貢献してくれるとありがたいです。
建物の西側が切り立った斜面に寄り掛かるように建っているので全く日が当たらず、寒くて湿気ぽいという状況。
その割に土台の傷みが少なかったのは助かりました。
どんな家でも湿気は禁物です。
湿気が停留するとカビ発生の元になります。
結露も出やすくなります。
地面からの湿気を遮断することは効果的なわけです。
リノベーションをする際、土台、基礎といった足下を固める工事は重要になります。
これから30年、40年と暮らしていく家が足下がふらついていては困ります。
リノベーションに限らずどうしても表に見える部分に目がいってしまいがち。
でも隠れてしまう部分は一度ふたをしてしまうとなかなか手をつけられないし、見えない割にコストがかかる部分なので二の足を踏みます。
ここで考えてもらいたいのはなんのためにリノベーションするのかということ。
気に入った土地、家で長く快適に過ごすことを大事にしてもらいたい。
さらにはランニングコストもかかりにくい暮らし。
これをベースに取り組んでいただきたいんです。
1回の工事で全てがこなせるのであればいうことないのですが、なかなかそうはいかない。
私が提案するのは、段階的に理想に近づけていく方法。
優先順位をつけてひとつずつリスクを消していく。
順位づけも人それぞれ、家それぞれで違ってきます。
工務店としっかりコミュニケーションをとって最善の策を作りあげてほしいとおもいます。
性能的な改善とデザイン、意匠的な変化とのコラボレーション。
設計、計画する人のセンス、経験が問われることになります。
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