カテゴリー, 土地に暮らす/戸建てリノベーション
木の家・自然な家で、あなたの暮らしを楽しみませんか?
東京・多摩エリアの「つくり家工務店」です。
今日のテーマはリノベーションのお話、3回目。
これまで何回かにわたって、リノベーションについてお話してきました。
リノベーションのメリット、デメリットを知ることで、リスクを最小限に抑えながら、理想の家づくりのスタートができることを知っていただけたかと思います。
ここにきて、リノベーションが注目されているわけですが、そこにはどんな背景があるのでしょう?
現状に、そしてこれからの将来に向けてのリノベーションの持つ役割についてお話してみたいと思います。
社会の変化
皆さん、ご存じかと思いますが、日本は人口が減少し始めました。
これは10年、20年と止めることはできません。
経済成長を考えても大きなリスクとなります。
個人の所得を増やすことも容易ではなくなると思われます。
この人口減少と共に、空き家が増えていくことも懸念されていますね。
これらを鑑みると、今までのように新しい家をパカパカ建てて、使い捨てていくのは違うのではないかと思うんです。
現実的にも土地、新築のコストは高騰して、手に入れることは、なかなか困難になりつつあります。
これからは、空き家というストックを有効に活用し、長持ちを念頭に置いて、住みつないでいくという考えにシフトしていく必要があると思うのです。
新しい家を建てて、達成感を満たすという考えを、そろそろ見直す時期に来てるのではないでしょうか。
文化の変化
環境問題に対する考え方が変わってきました。
SDGs(持続可能な開発目標)やカーボンゼロなどの目標により、具体的で待ったなしの省エネが必要とされています。
住宅では効率的なエネルギーの使い方として、断熱、気密化を進めていくことが大事になります。
断熱、気密で外に接してる部分を包めば、エネルギーを必要以上に消費することがなくなります。
また、家全体が一定の温度になるのでヒートショックなどカラダに負担がかかる病気になりにくくなります。
リノベーションでもできることなので、積極的に採用してもらいたいと思います。
人の変化
人々のライフスタイルが本当にバラエティーに富んだものになりました。
家族構成もそれぞれ違く、これまでのステレオタイプな家の建て方である建売住宅というものが合わなくなりつつあると思います。
働き方も夫婦共働きが多くなり、家に誰もいない時間が一定時間あるのが当たり前になっています。
趣味志向も様々で、これまでの既存住宅をそのまま使って暮らしていくのもムリがあるとも言えそうです。
これらの多様性をリノベーションで解決していくのは一つの案になるのではないでしょうか?
大家族用の間取りの中古住宅を、減築して核家族用の家に変えていくのもいいでしょう。
それぞれのライフスタイルに合わせ、個性や好みを自分スタイルに作り直していくこともリノベーションで実現できることだと思います。
住みたい土地を基準にして住まいづくりを進めていく人も増えていくでしょう。
10年もすれば家族構成にも変化が生まれます。
その時々に合った家に移り住んでいくことも可能でしょう。
リノベーションで対応することもできます。
いずれにしても、大事なことは住みつないでいくこと。
根底にこの思いがあれば、必然的に丁寧に家と向き合うことになるでしょう。
同時に、あなたの暮らしの質が向上するでしょう。
一人一人が生涯を通じて住宅に払うコストも、下げてくれるはずです。
社会の変化に伴って一人一人が住宅に対する考え方を変え、みんなで共有していくことがとても重要になってくるのではないでしょうか?
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