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執筆者の写真Kawabe Fumi

 地震が多い国の、地震に強い家とは?

更新日:2023年8月20日

カテゴリー, 地震と共に生きる


木の家・自然な家で、あなたの暮らしを楽しみませんか?

東京・多摩エリアの「つくり家工務店」です。


今日のテーマは地震についてです。




今日から新しいカテゴリーが始まります。


地震に対するあなたの意識ってどんな感じですか?


地震の発生をどのくらい心配していますか?


また、どのくらい地震に対する備えをしていますか?


あなたの家の耐震は十分ですか?



「ウチの周りは大丈夫!」


と、なんの根拠もなく心配してないかもしれませんね。


今回からは、意識が高そうでそうでもない、地震大国日本での安全な住まいづくりについてお伝えしていきます。



地震に対する家の備え、いつかでは遅いのでは?


東北であれだけの地震があったのに、直接被害がなかった東京ではどれだけの人が自分事として捉えているでしょう?


私も含め、大きな被害を直接受けないと真剣に考えられないところがあります。


東海地震が、もうすぐ来ると言われて随分経ちますが、なかなか来ません。


でも、明日、くるかもしれないのです。


非常食などの備えは、今からでもすぐできます。


しかし、私たちの命を守る家については、今すぐ対処することはできません。


新築時、あるいはリフォーム時に、耐震を検討しなければなりません。


まずは、現状を把握して、地震がいつきても大丈夫という準備をしましょう。



地震大国 日本のレベルを知ってますか?


日本が地震大国だというのはなんとなく知っていると思いますが、どのくらいのレベルかご存じですか?


なんと、世界で起こる地震の約1割は日本で発生しているそうです。


国別では世界4位だそうです。


これだけ多いと、よくも悪くも慣れてしまうという弊害が出ます。


なので、地震を心配はしてるが、家の耐震にも注意を払うかというと、それほどでもなかったりします。


では、これを聞いたらどうでしょうか?


27年ほど前に発生した阪神・淡路大震災。


この名前を聞いただけで、高速道路の柱脚がみんな倒れてしまった様子や、重い瓦屋根の家が潰れてしまった映像が、フラッシュバックのように思い出されます。


この時亡くなった人々が、6000人以上にもなりました。


そして、その死因の9割が圧死だったそうです。


つまり、それは多くの家が倒壊したことを示しているわけです。


被害を防ぐためには、どんなに大きな地震にも耐えうる、強い家にしなければならないのです。



熊本地震で起こったこととそこから何を学びましたか?


2016年に起きた熊本地震は皆さんも記憶に新しいかと思いますが、どんな被害があったか覚えていますか?


震度7以上の地震が複数回発生したのが大きなポイントでした。


死者数が225名と阪神や東日本大震災に比べれば少ないのですが、死因はやはり、建物の倒壊による圧死が50名ほどと多いのです。


しかし、一番は車中泊によるエコノミークラス症候群などの方が170名ほどだそうです。


いずれにしても、複数回の大きな地震で建物の倒壊、あるいは、住み続けることができなくなった家が課題として残ったのです。


一方で、被害を最小限におさえ、地震後も問題なく住み続けることができる家もありました。


それが耐震等級3と呼ばれる基準をクリアした建物なのです。


この耐震等級とは、地震に対する段階的な性能となります。


1から3まであり、順に性能は高いと評価されます。


これからの住宅は地震に耐えて生き延びた、だけでは不十分なのだと思います。


複数回の大きな地震にしっかり持ちこたえ、それ以降も、さらに住み続けていける家でなければいけないのです。



目指すべき家はわかりました。


次回は具体的に、どんな家が地震に強いのか見ていきたいと思います。



家づくり、どこから手を付けていいかわからない方へ


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