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  • 執筆者の写真Kawabe Fumi

2-①なんで室内を調湿するのでしょう?

カテゴリー, 自然素材の中で暮らす/室内壁




今日のテーマは、調湿の必要性についてです。


調湿とは、文字通り湿度を調整することです。


加湿器や除湿器などの器具で調整するほか、さまざまな調湿建材を使うことで、調湿することができます。


なぜ調湿が必要なのかというと、結露などで家にダメージを与えることに加えて人体にも悪影響を及ぼすからです。


私も仕事柄さまざまなお宅にうかがうのですが、湿度のバランスが崩れた部屋はやはり空気が悪い。


感覚的に「あまりここにいたくないな」と思ってしまいます。


調湿されてないと何が起こるのかをまず知っておきましょう。


木材が腐りやすくなる

湿度が高まると木材が水を吸って腐朽菌が繁殖しやすくなります。

結露も発生しやすくなるため、木材に限らず家全体がダメージを受けることになります。


ものが劣化しやすくなる

美術館などでも、展示品の保存にとても気を使っている様子をテレビで見たりします。

美術品もそうですが、元々が木由来のものが多いわけで、湿気が多いとどうしても腐りやすくなりますね(乾燥しすぎてもよろしくはないですが……)。

   金属もしかり。

   ほぼプラスチック製品以外は、湿気と戦わなければならないと言えるでしょう。


カビやダニが増殖しやすくなる

   湿度が60%を超えてくると、カビやダニが増殖しだすと言われています。

   家だけではなく、人体にも影響を及ぼしてくることになります。


風邪をはじめとする病気になりやすくなる

湿度が高くても人体に影響がありますが、低くても悪影響があるのです。

湿度が40%を下回ってくると、乾燥でのどや皮膚にトラブルが起こってきます。

冬の低温乾燥は、ウイルスの動きが活発になるのでインフルエンザなどが流行するのです。


いかがでしょうか? 調湿が家にとっていかに大切かわかるでしょう。


湿度は50〜60%あたりが、健康な生活に適しているようです。


高すぎても低すぎてもいけないのが難しいところですよね。




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