Kawabe Fumi
2-②珪藻土などの塗り壁をなんで使うのでしょう?
カテゴリー, 自然素材の中で暮らす/室内壁

様々な色もあります。
前回、調湿の大切さをお話ししました。
室内環境を整えるために、当社では珪藻土などの塗り壁をおすすめしています。
「調湿だけを考えたら除湿器、加湿器に任せておけばいいのではないか?」
「あえて手間をかけて塗り壁にしなくてもいいんじゃない?」
なんて考える方もいますよね。
自然素材の塗り壁は、見た目、雰囲気だけをとっても採用する価値はあるのですが、それだけではない、さまざまな機能性も兼ね備えているのです。
現場で作業をしていても毎度穏やかな気持ちになるのですが、この感覚は、塗り壁が作用しているのは間違いありません。
それでは珪藻土、漆喰の特徴を3つお伝えしますね。
調湿効果
材質として多孔質(顕微鏡レベルで見ると穴だらけ)なので、この穴で水分を吸収することができます。
湿度が70%を超えると吸いはじめ、40%を下回ると吐き出すと言われています。
消臭効果
ペットやタバコなどの臭いも、前項でお話した多孔質の穴に吸い込みます。
マイナスイオン効果
最近の研究で、マイナスイオンが発生することが明らかになりました。
私が現場で感じている癒された気持ちに包まれるのは、このマイナスイオンの効果ですね。
中でも珪藻土は、こういった機能にすぐれているためか、最近はさまざまな商品が売られてます。
珪藻土は自らの力だけでは固まることができず、固化材というものの助けが必要となります。
そのため、
固化剤は何を使うか?
珪藻土とのバランスは最適か?
など、メリットである機能性を最大限生かせる配合が求められます。
最大の特徴である多孔質を塞いでしまう可能性もあるため、正しい選択が必要となります。
当社では、固化材や配合にもこだわって製品にしてるメーカーの珪藻土を採用しています。

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