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執筆者の写真Kawabe Fumi

4-②天井でどのようにして楽しみますか?

更新日:2022年7月30日

カテゴリー, 自然素材の中で暮らす/天井



今日のテーマは天井の楽しみ方です。


前回の記事でもお話ししたように、天井は基本は平面でOKなんですが、ところどころでかまわないので遊んでみませんか?


機能性、合理性を追いすぎてしまうと、空間が窮屈になる時があります。


遊びや無駄な部分が、暮らしにゆとりや潤いを与えてくれるんです。


そもそも天井の役割って何だと思いますか?


実は、配管などを隠す、天井裏という空間をつくるぐらいしか役割がないんです。


だから、遊びを取り入れる余地が大きいとも言えます。



いくつか方法をご紹介しますね。


平面を強調する 

    何かを取り付ける、出っ張らせるだけがアクセントではありません。

    平面を強調させるのもすっきりしていいですよ。

    照明をダウンライトにし、天井からの出っ張り部分を極力なくす方法が手っ取り早いです。

    左官塗りで珪藻土などの素材の色を変えてみるのもおもしろいです。

    平面の天井をつくるとき、大工は部屋の真ん中あたりを少し張らせてつくります。

    平面を強調するようにすると、天井に広がりを感じられるのです。


平面に化粧梁を施す

    部屋の大きさによって変えていきますが、化粧梁を等間隔に何本か天井に張り付けると、ヨ

    ーロッパの古い田舎家風な雰囲気を醸し出したりします。

    古材を使ったり、手斧(ちょうな)で加工した梁を使うと、さらに存在感が増します。

  

木材の張り方を工夫する

    フローリングのように、天井に羽目板を張るのもいい雰囲気になります。

    レッドシダーなど独特の風合いの樹種を選択することで、存在感が出ます。

    3〜4センチ角の木をすのこ状に留めていくのもいいですね。

    立体感が出てカッコいいです。


現場や空間の状況により臨機応変に変えていくのも、楽しみの一つ。


その家のシンボルになることが多いので、一緒に考えていきましょう。



家づくり、どこから手を付けていいかわからない方へ


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