カテゴリー 日常の中で感じたこと
木の家・自然な家で、あなたの暮らしを楽しみませんか?
東京・多摩エリアの「つくり家工務店」です。
最近、仕事場でいろんな人と今後の身の振り方について話すことが多くなっています。
コロナを境に世の中が劇的に変化しており、これに合わせるわけではないけど、対応は求められてはいると思います。
我々建築業界は、そういう意味では、これまで、目に見えて働き方が変わったことが、少なかったかもしれません。
しかし、ここにきて全体的に仕事の受注量が減り、今までと同じやり方では通用しなくなっているのかもしれません。
私もコロナのちょっと前からでしょうか、自分の価値観に従って、本気、本音、本物といった魂を込めた働き方を心がけるようにしています。(それまでが適当だったわけではないですけど)
平たくいうと、頭を使うことももちろん必要だけど、心の声に従った方が上手くいくような気がします。
スピリチュアルっぽいかなぁ〜?
もう、5年くらいまえになるんですね、コロナが始まったのが。
我が家では結構早い段階でみんな罹り、(1日で熱は下がりましたが)10日ほど家で待機しました。
10日も仕事を休むことも初めてで、ちょっと不安にはなりましたが、案外なんともなく。
しばらくしてベニヤ等の木材が品不足、高騰が始まり、どうなっちゃうのと心配しましたが、リフォームの仕事が多かったせいもあってこれもなんとなく乗り越えてしまいました。
次にはトイレや給湯器の品切れが起き、これは少なからずお客様にご迷惑をおかけしてしまいましたが、大きな問題にはならずに済みました。
こうして建築業界はなんとなくやり過ごすことができてしまったのです。
飲食やイベントなどの業界ほどは大打撃を受けなかったのです。
しかし最近は、じわりじわりと物価上昇が止まらず、ボディブローのように徐々にダメージを受けている実感があります。
それをみんな感じていて、不安に思い、会話の端々に出てくるようになってるんだと思います。
その不安は我々だけではなく、日本国民のみんなが感じているのでしょう。
なにか得体の知れない怪物が差し迫ってきてるような感じで気持ち悪さが充満してるようです。
だから人はこの言いようがない不安を解消するために人を批判したり、社会やものに八つ当たりしたりするんだと思います。
そもそも仕事とは、人の不安、不満を解消したり、希望をかなえてあげることの対価としてお金をいただくこと。
これまでよりも、より人に寄り添い、気持ちに触れてあげなければならないのかもしれません。
わたしは話すことが得意な方とは言い難いです。
気の利いた言葉がポンポンと出てくるわけでもありません。
できることは、本気で本音で話し、まごころこめて接することぐらい。
この気持ちを、軸をブラさずにいこうと、周りの人たちに伝えながら、仕事をしていきたいと思います。
なんの解決にもなってないのかもしれませんが、気持ちは大事。
楽しく、穏やかに人生を過ごしていきたいもの。
私の好きな高杉晋作の辞世の句
「おもしろきこともなき世をおもしろく、すみなしものは心なりけり」
のようでありたいと思います。
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