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執筆者の写真Kawabe Fumi

6/21 今回のキッチンの仕様です

カテゴリー 日常の日常の中で感じたこと


木の家・自然な家で、あなたの暮らしを楽しみませんか?

東京・多摩エリアの「つくり家工務店」です。





水道、ガスの接続も終わり、コーキングもして、ようやくキッチンができました。


ここで、今回の仕様を発表します。



カウンターはナラの集成材。


シンクはシゲル工業のステンレスオーバーシンク。


水栓金具はリクシルのクロマーレ浄水付き


ガスコンロはノーリツの2口コンロ、Fami


正面、面材はホワイトオークの突板


換気扇は250角の換気扇


収納は引き出しで、ソフトクローズスライドレール


コンロ脇の150巾は藤栄のスライドラックセット


把手は上手工作所の小枝ハンドル(鉄)


ワイドは1885㎜


高さは83センチ


奥行は60センチ


木部の塗装は、カウンターはガラス塗料のたたら


正面面材はリボスのオイル、アルドボス


今回は全体的にコストを抑えたいとのご要望にお応えしました。



こんなところでしょうか。


ざっくり挙げるとこんなもんで、各所寸法や、納まりを決めることを考えたら、打ち合わせすら、時間がかかるのがわかるでしょう。



  • カウンター、面材


ナラ材の風合いが大好きなお客様なので全体のプロポーションはこれで徹底することに。


カウンターのナラ材と面材のホワイトオークは微妙に違いはあるんですが、言われなければわからないレベル。


探してみたもののどちらかにそろえることはできなかったのでコスト面から言ってもこれで良かったでしょう。


カウンター材を集成材にしたのはコストを下げるため。


シンクやコンロの開口部が大きく、残るワークスペースも小さいので無垢材や巾はぎ材を使うのはちょっともったいない印象もあるんです。


面材も集成材風なブロック状の仕上げのものもあるのですが、今回は、オーク独特の板目を活かしたいなぁと思ったので、あえてそろえずに板目でいきました。



シンクは今回は、ワークスペースをできるだけ大きく取りたいということで、ワイドが小さいこちらを選択しました。(有効開口で55センチほど)


いつもはエクレアパーツさんの角ばったシンクを好んで使います。


以前にはクリナップさんの洗エールシンクが欲しいということで、カウンターシンクだけクリナップさんから取ってつくったこともあります。

(多分、そういうことができるのはクリナップさんだけでは)


カウンター材も私は好んで木を使いますが、これも「たたら」という自然な風合いを残しながら、しっかり防水してくれるガラス塗料があるから。


もちろん、ステンレスや人造大理石なども選択できます。



  • コンロ、水栓金具


コンロはお客様がこだわったのは2口にすることだけ。


機能はシンプルなもので選びました。


確かに、2口はありだなぁと感じました。


3口が主流ですが、同時に使うことはそうはないし、スペースに余裕があってスッキリしてます。


水栓金具は浄水付きで簡単に交換できるもの。


シャワー付き、自動水栓も最近は多いですが、壊れないというところでいけば、シンプルなものに限ります。



  • 引き出し


最近は全面引き出しが主流ですが、今回のように、シンクの下部分だけオープンにして、ゴミ箱を置いたり、大きなものを置くようにするというのもいいですよね。


コストを下げるというなら、開きの扉にするとか、フルオープンの棚にするパターンもあります。


コンロ脇は、法律上壁際は15センチあけなければいけないので私は最近は藤栄さんのスライドラックを使います。


種類も様々あるのでお好みで選べます。



今回は引き出しですが私はソフトクローズのスライドレールを使います。


今は主流だと思いますが、閉める際、最後にむにゅーってゆっくり閉まるあれです。


扉をポンっと押すと飛び出てくるプッシュオープン式もできますが、あまりおすすめしてません。


把手が必要なくてスッキリしていいんですが、扉を押す分の隙間を4~5㎜とらなければならないのです。


この隙間が好きじゃないんです。



私はその分、把手選びで楽しみたいと思ってます。


上手工作所さんの「小枝ハンドル」を最近は好んで使ってます。


これはネットで探せばいろいろな把手が出てくるのでこだわって自分で探してみてもいいですね。


toolboxさんとかも見てておもしろいです。




今日はどんなイメージでオーダーキッチンがつくられていくのかお話してみました。


こうして、お客さんと一緒に楽しみながら決めて、つくっていくのがウチのやりかたです。


オーダーというと高価なイメージがあるのかもしれません。


しかし、一つずつ吟味して決めていけば、納得のいくキッチンができます。


ぜひ、チャレンジしてみてください。


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