カテゴリー 日常の中で感じたこと
木の家・自然な家で、あなたの暮らしを楽しみませんか?
東京・多摩エリアの「つくり家工務店」です。
今週に入って各職方さんたちの出入りが激しくなっています。
電気屋さん、設備屋さん、ガス屋さん、建具屋さん。
今日は、クロス屋さんによる壁の下地処理。
在宅によるリフォームのため、細かく分けて仕上げていくので、クロス屋さんの登場も3回目。
古民家で下地の状態もあまり芳しくないところを手間かけて処理してくれました。
ウチでお願いしている職人さんはみんな技術も人間性も優れた人たちばかり。
時間をかけて現在の布陣になったのを感慨深く思うときがあります。
どこに出しても誇れるチームです。
しかし、そんなチームでも問題点はあります。
今日はそんな話を。
コロナ以降、少しずつですが、仕事の内容、仕方が変わってきたなと感じます。
全般的に言われているのが、仕事がある人とない人の差が出てきたとのこと。
つまり、人気のある職人さんはひっぱりだこで、そうでない人は閑古鳥が鳴く。
仕事がない人は、仕方がないからハウスメーカーなどの下請けに入るようになってしまう。
そうなると、僕らのような町場の工務店の仕事をする職人の絶対数が減る。
人気者はさらに忙しくなるという悪循環になってしまいます。
さらに、仕事の内容が細かく、利益があまり上がらないものが増えている現状があります。
景気の影響を受けているのでしょうが、人気者ですら、忙しいわりに利益が思ったほど上がらないという状況に陥っているのです。
そんな中、ウチの職人さんたちは当然のことながら人気者なんです。
つまり、来て欲しいタイミングになかなか来てもらえないという状況が生まれてしまうのです。
リフォームの場合は特に、各職方さんの入るタイミング、順番はとても重要なんです。
一人がずれると次の人、そのまた次の人とずれてしまい、それぞれにタイミングが合わないと大きく工期が延びてしまうのです。
お客様優先はもちろんなのですが、職人さんに必要以上にむりをさせるわけにはいきません。
かと言って、基本的に他の職人さんを入れるつもりはありません。
職人さんなら誰でも同じとは思っていないからです。
そういうわけで、お客様にはご迷惑をおかけしながらも待っていただく時があります。
今後も課題として続いていくと思うので、考えているのですが、根本的な解決案が出てきません。
考え得ることは、段取りをある程度固定してしまう。
そうすることで、なるべく前もって、各職方さんに連絡して確認。
しかし、
そうは言っても、開いてみないとわからないのがリフォーム。
悩ましいです。
いずれにしても、現場を監理する側の私だけの考えだけで解決するものでもありません。
各職方さんたちと腹を割って話し合い、解決の糸口を見つけていかなければなりませんね。
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