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執筆者の写真Kawabe Fumi

6/4 キッチンの選び方

カテゴリー 日常の中で感じたこと


木の家・自然な家で、あなたの暮らしを楽しみませんか?

東京・多摩エリアの「つくり家工務店」です。




今日も工場でキッチン絶賛製作中です。


今回はナラ、オーク材がベースです。


私どものオーダーキッチン、当然ですが、お客さんにヒアリングして、形、材質、機能、設備などを決めて製作に入ります。


今日はメーカーのキッチンと私がつくるキッチンとの違いをお伝えしたいと思います。



ポイントは人とキッチン、どちらを重視するか?というところ。



お客さんとの打合せに際して、私もできるだけ引き出しを多くしておきたいので、定期的にキッチンの動向を調べています(ネットでですが)


大手メーカーのHPを見てみると、最近は大きな変化はなくなってきたなぁ〜という印象。


キッチン自体、ある程度行きつくところまで行ったのかなぁとも感じます。


各社、面材で差をつけようとしてるくらいで、どのメーカーも似たり寄ったり。


オプションの便利グッズの発明に躍起になっています。


ここでお客さんの心をグッと惹きつけてますね。


見せ方が上手い!


メーカーの良さは安定した商品づくりや長年培ってきた技術力、ブランドへの信頼などでしょうか。




これは高価なオーダーキッチンの各社にしても同様。


高級感をいかにして出すかが勝負みたいなところがありますよね。


「何がそんなに値段の差をうむの??」って感じもしますが。




私のつくるキッチンもオーダーキッチンなどと呼んだりしますが、そんなに値段が高いわけではありません。


造作キッチンなどという人もいますね。


コストのイメージ的には大手メーカーと変わらないでしょう。


材料や機能面、設備の選択次第で安くも高くもなるという感じ。


この臨機応変さが最大のメリットです。


いいとこどりです。


そしてそれは、オンリーワンになるわけです。




一方でデメリットも当然あるわけで、それは、製作に少なからず時間がかかってしまうこと。


メーカーのキッチンは1日、2日で取付完了となります。


ただし、今回のように工場で製作して、その間、他の工事に充てられるのであれば、同じことになります。


もう一つがメーカーが得意としているオリジナルな機能やオプションのグッズ。


これは完敗です。


キッチン商材を専門で作っている会社もいくつかあるので、メーカーを追っかけて機能性を取り込んだ商品を提供してくれたりするのですが、どうしても最新というわけにはいかないですね。




私はお客さんと相談して1からつくり上げていくキッチンづくりが大好きです。


お客さんの使い勝手にできるだけ寄り添い、見た目にも楽しくなりそうなものをと、いつも心がけています。


これまでに、いくつもキッチンをつくってきましたが、不思議と同じものには絶対にならないですね。


人それぞれ使い勝手や好みが違うんです。


日本人は人やモノに合わせるのが得意、あるいはそれを当たり前のように感じている人が多いかもしれません。


わたしは、自分に合わせてつくられたキッチンはストレスなく、そして愛着を感じて使ってもらえるのではと思っています。


もちろん、コストや流行り、その他諸々、検討することはたくさんあります。


しかし、お客さんのベクトルがキッチンに向かうのか、キッチンのベクトルがお客さんに向かうのか、大きな選択要因にしても良いかと思います。



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