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執筆者の写真Kawabe Fumi

7/14 引き渡しの時、嬉しい言葉をいただきました

カテゴリー 日常の中で感じたこと


木の家・自然な家で、あなたの暮らしを楽しみませんか?

東京・多摩エリアの「つくり家工務店」です。






今日は杉並現場へ


引き渡しという感じでしょうか。


玄関の本鍵と請求書をお渡ししに行きました。



途中、抜けたりがあって、足かけ半年も経ってしまいました。


追加工事も増え、当初からすると大きな工事になりました。



日中は95歳のおじいちゃんが住まいながらのリフォームとなり、なかなか難しい部分もありましたが、よくぞ、我慢してくださいました。



このおじいちゃんが元気なのです。


もちろん、毎日ヘルパーさんなどが出入りし、助けを借りながらにはなりますが、ほとんど自分のことは自分でやります。


朝起きて近所を散歩してから一日が始まるそうで、見習わなければいけません。


娘さんともしっかりケンカしますし、カラダはだんだん自由が利かなくなってるみたいですが、シャキシャキです。


ウチで設置した設備ものを説明をすると、すぐ忘れてしまって、2,3回同じ説明をしなければならないところは玉に瑕ですが(苦笑)


それでも、ちゃんと使ってます。


ふと、私たちがつくってきている様々なものがお年寄りのみなさん全てに気が利いているのか?考えさせられました。



今日は玄関を変えたのでこれまで使ってた工事用キーから本鍵に替えてもらうのですが、これを説明するのも一苦労。


経験のある方ならご存じだと思いますが、玄関を替えると、その工事が終わるまでは工事用キーで私たちもお客さんも動きます。


これはお客さんのセキュリティを担保するものですが、本鍵を一度でも鍵穴に挿してしまうと工事用キーは使えなくなってしまうのです。


つまり、工事が終わったら工事の人間はかぎを開けられなくなるのです。


そこで本鍵は最後にお渡ししてます。


玄関までおじいちゃんを連れていき、一つ一つ丁寧に説明。


最低限の鍵の開け閉めが、まずはできればよいかと。


のちほどご家族の方々にも説明します。



当初は、一日中続くうるさい電動工具の音に辟易されて、「もういいよ」と匙を投げそうになったこともあったのですが、なるべく騒音が出ないように工夫しながら、ご協力いただきました。


工事が進んでくると、私たちが作業してる時はこないのですが、私たちが帰ったあと、2階まで上がって、どうやら様子を見ていた形跡があり、段々興味を持ってくれてたみたいです。


今日は一応、最後ということで感謝の言葉をたくさんいただきました。



「今度、連れていくから一緒に呑みに行こう」



という最大限の感謝の言葉をいただきました。


こういう瞬間が、この仕事をやってきて良かったなと思える時です。


私たちの仕事が少しでも多く、おじいちゃんの生活に潤いを与えられたら嬉しいです。


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