カテゴリー, 暖かくそして涼しく/賢く省エネ
前回、省エネ住宅に対する国の補助事業についてお話ししました。
その中で出てきた、省エネ性能住宅の区別をもう少し詳しくお話したいと思います。
省エネについて国が力を入れていることを知ってもらいたいと思います。
1, ZEH(エネルギーゼロハウス)
端的にいうと、エネルギー収支がゼロになる家ということです。
簡単にいうと、断熱性能を高め、エアコンや給湯器などの設備を高性能なものにし、省エネ性能を高めます。
さらに、太陽光発電などを使用し再生可能エネルギーを作り出します。
つまり、使うエネルギーとつくるエネルギーがほぼ同じ住宅のことを指します。
2, 認定長期優良住宅
国が定めた耐震性、省エネルギー性、居住環境、維持保全計画、劣化対策、維持管理、更新の容易性、一定の住戸面積をクリアした住宅に管轄地域の行政庁が認定するものです。
3, 認定低炭素住宅
二酸化炭素の排出を抑えるために設けられた認定制度です。
主に3つの要点をクリアしなければなりません。
省エネルギー基準を超える省エネルギー性能を備えていること、かつ低炭素化促進のための対策が取られていること
都市の低炭素化促進のための基本方針に照らし合わせて適切であること
資金計画が適切であること
4, 断熱等級
先進国の中では一番遅れている日本の省エネ基準。
改正はされていますが、まだ欧米のそれに比べると最低レベルと言われています。
昨年ようやく説明義務を要するようになり、施工義務も近い将来行われる予定です。
断熱等級はこの省エネ基準クリアを最高の4としてましたが、ここにきて欧米並みの5,6が制度化されました。
私たちつくり家工務店は、この5,6を標準にして取り組んでいきます。
なぜならば、省エネ基準最低レベルの4では賢い省エネには到底追いつかないからです。
目先のイニシャルコストではなく、遠い未来までのランニングコストを意識していきましょう。
電気代はこれから飛躍的に値上がりすると思われますから
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