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執筆者の写真Kawabe Fumi

3-①外壁がその家の顔を彩る

カテゴリー, 自然素材の中で暮らす/外壁




今日からは、外壁がテーマです。


外観がその家の顔だとすれば、外壁はその顔の表情を表現しているものと考えています。


外壁でその家の印象を決めてしまうといっても、過言ではないでしょう。


極端に言ってしまえば、住む家族の印象すら決めてしまうかもしれません。



なぜならば、人がその家を訪れて最初に見る風景が外観で、最も印象に残るのが外壁の表情だからです。


だから、なんちゃってなものでごまかすべきではない、と考えています。


もちろん、お金をかければいいというわけではありません。


表情が大事なことは言うまでもありませんが、機能性、メンテナンス性などもよく吟味して選ぶべきですね。


よく使われる外壁の素材は、窯業系サイディングが今は一番多いかもしれません。


金属系サイディングという素材もあり、こちらのほうがメンテナンス性がいいです。


サイディングが出てくる前は、モルタル塗りの外壁塗装が多かったでしょうか。


これに加えて、自然素材を使用した塗り壁。


無垢の木の板を張る。


といった、外壁にすることもできます。


あなたらしい顔の家にしましょう。



そんな家の顔の表情になる外壁ですが、選ぶ際のポイントを挙げておきます。


  • コスト

    選ぶ素材によってイニシャルコスト(初期投資)に差があります。

    ただしメンテナンスコストを合わせて考えたとき、同じぐらいかあるいは逆転してしまうことが

    多いです。

    どうしてもイニシャルコストに目が行ってしまうので、安い窯業系サイディングの採用が増え、

    高い自然素材系の外壁が少ないというのが現状です。


  • メンテナンス

    こちらも選ぶ素材で差が出てきます。

    コストにも大きく絡んでくるわけですが、ほとんど必要がないメンテナンスフリーのものから、1

    0年周期くらいで定期的に足場を組んでメンテナンスをしなければならない素材までさまざま   

    です。

    家の寿命を考えたとき、寿命が長くなれば長くなるほどメンテナンス費用に差が出てくること   

    になります。

  • 雰囲気と調和

    冒頭からお話してますが、外観は家の顔であり、外壁はその家の顔の表情です。

    みんな同じではマンションのように画一的な雰囲気と変わりません。

    せっかく自由に選べる戸建てなんですから、素敵な表情を表現したいと思いませんか?


    ただし、周りの環境となじませることも大事。

    ご近所さんと共に街をつくっていく感覚は、必要だと思います。

    そういう点で言えば、自然素材の漆喰壁などはどこでもなじみやすいし、穏やかな雰囲気を

    出してくれると感じます。 



次回はこの3つのポイントを抑えながら、それぞれの素材のメリットデメリットをお話していきたいと思います。


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