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  • 執筆者の写真Kawabe Fumi

5-②家をしっかり断熱するとどうなるの?

カテゴリー, 暖かくそして涼しく/断熱の役割




今回は、断熱の効果を見ていきたいと思います。


前回のお話で「家じゅうを断熱すればいいよね」というのは、なんとなく理解していただけたかと思います。


しかし、


「断熱ってそんなに必要なの?」


「これまでのように冷暖房をガンガン使えば大丈夫じゃない?」


と感じる方もいるかもしれません。


このような発想で、これまでの日本の住宅は断熱に頼らず、非効率な方法で過ごしてきました。


それは昨今叫ばれている省エネの流れに全く逆行してるし、気づかぬうちに人体にも大きな影響を与えていることがわかってきました。


「断熱するとこれだけ生活が変わる」というところを挙げてみます。




家じゅう温度のムラがなくなる


    これまでの住宅では部屋ごとに冷暖房をすることで温度を保ってきました。

    従って、部屋はそれなりにあったかいけど、廊下に出たら極寒なんてことが普通でした。

    しか し,断熱をしっかりやれば、1つ、2つのエアコンでも家全体を暖めることができ、温度差を

    なくすことができます。


    極端な話、気温に関しては室内の扉を開放しても生活できてしまうのです。




ヒートショックからの解放

 

    家じゅうの温度差がなくなることで、まずカラダにストレスを感じなくなります。

    あなたも実感してると思いますが、冬になるとお風呂に行くのにちょっとした勇気が必要では

    ありませんでしたか?

    暖かい部屋から寒い廊下、脱衣室。

    そして熱いお風呂に入ったら、どれだけ気温と共に血圧が乱高下するでしょう?

    これがヒートショックの原因です。

    このストレスがなくなるのは大きいと思いませんか?




冷暖房費の節約

 

隙間なく断熱材を入れているので、熱が外に逃げにくく、外からも入りにくい状態になります。

そのため、短い時間で希望の温度にすることができるし、最小限の熱源で一定の温度に保ちやすくすることができます。

それは当然、光熱費の節約につながりますよね。





結露やカビの発生を抑える

 

結露は室内外で温度差があると発生します。また、結露はカビの原因にもなります。

結露が増えればカビの発生も増えるのです。

しかし、断熱によって外壁より内側は温度差がなくなるので、室内の結露の発生は減るのです。





デメリットはないの?

    

メリットばかりでデメリットはないの?と気になる方もいるでしょう。 

  

デメリットと言えるのは、コストです。

しっかり断熱施工すると、これまでの中途半端な断熱と比べたら最初にかかるイニシャルコストはたしかにかかります。

しかし、メリットのところでもお話したように、断熱をしっかりやれば、ランニングコストは劇的に減ります。

短期的にはデメリットと言えばその通りなのですが、考え方次第ではメリットにもなりうるのです。


つまり長持ちする家にすればするほど、断熱と光熱費にかかるコストは、断熱をさほど重視しない家のそれと比べると変わらなくなり、いずれ逆転するのです。



これまでの生活と比べていかがでしたか?


無意識のうちにこれだけ我慢して暮らしていたのです。


これからは、賢く快適に暮らすことを重視してみませんか?



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