カテゴリー 会社をつくる
木の家・自然な家で、あなたの暮らしを楽しみませんか?
東京・多摩エリアの「株式会社つくり家・工務店」です。
今年の10月、個人事業としての「つくり家工務店」を発展的に解消して、「株式会社つくり家・工務店」を設立し、新発足することになりました。
50代も半ばを過ぎ、なんで今さら法人化させなきゃいけないの?と言われそうですが……
今回、建設業の許可も取ります。これは、ひとつの目標にしてきたことでもあります。
そして、私が自由に羽ばたくためには必要なことだったのではないかと思っています。
そんないきさつや考え、これからどうしていきたいのかなど、書き連ねてみたいと思います。
50を過ぎてどうなの?
私は昭和43年生まれの55歳です。
「今さらムリしなくてもいいんじゃない?」
って声が聞こえてきそうですが。
たしかに、これから大工として、工務店として何年続けていけるのだろう?と考えるようになりました。
70までやったとしても、あと15年。
そろそろ、ケツに火がつきそうです。
でも、これまでの30年で何も成し遂げてない感がたっぷりなのです。
親方の下を出てくる時に言われた「ここで学んだことを下の世代に伝えること」も何もできていないのです。
焦っても仕方ないのですが、一日もムダに過ごす時間はありません。
やれることからやっていくしかないと思っています。
環境を整える
だから法人化?と言われても困るのですが。
最近よく痛感するのですが、何をしようとしても、それをできる環境が整っていないとできるものもできないということ。
それは、自分自身、とても不快なことですし、お客様に提供できないとしたら、それは不幸なこと。
それを解消するための第一弾が法人化であり、建設業の許可取得なのです。
税務であったり、事務全般は、わたしの最も苦手な分野。
でも、そのあたりのあやふやなものをクリアにすることできっちりする。
法人化のメリットである信用につながるのだと思います。
信用のもう一つの形
これまで20年ほど個人事業主としてやってきたのですが、ときどき感じることがありました。
それは、「会社じゃないよね〜、一人だよね〜、大丈夫かなぁ〜」というお客さんの声なき声。
そう感じるのは当たり前だと思います。
逆の立場だったら不安を感じずにはいられないと思うから。
もちろん、お客さんの不安を払拭するだけのものは提供してきたつもりです。
でも、そこに不安が介在してしまうのは事実。
もちろん、これだけではありませんが、不安をひとつひとつなくしていくのが私たちの仕事。
会社にすればすべて解決するわけでもないのですが、その一端でも解消できればいいかなと思っています。
また、信用ということで言えば、法人化することで公明正大であることなどすべてをさらけ出すことになります。
個人事業主ならごまかせたところも通用しなくなる。
ちゃんとしなければならないんだ、と今さらながら感じています。
仕事をきっちり仕上げるのも信用。
会社運営をきっちりするのも信用につながるのですね。
必要なことが着実にできるために
法人化。許可の取得により、仕事のスケール感が大きくなっているように感じます。
どうしてそうなるのかは正直言ってわからないのですが、現実的に、新築など大きな話が増えてきています。
なんでもできるとか、会社を大きくしようとかはあまり考えないのですが、必要なことが着実にできる環境は常に用意していきたいと思ってます。
それは、私も、ストレスや不安を抱えずに楽しく仕事をしていきたいからです。
これまで法人化というものにすこし疑問を感じながら生きてきました。
法人化による信用といった方がいいかもしれません。
名前や肩書きなんて何も保証してくれるものではないと感じていたからです。
でも、申請に対してさまざまな書類を集めたり、つくったりしていく中で、しっかり秩序立てて、物事をこなしていくことで信用というものが形作られていくんだなとも感じるようになりました。
結果オーライではなく、過程をちゃんとすることが求められているんだなと知りました。
ちゃんとしていることが信用をつくるんですね。
すべてにおいて、イレギュラーなことがなく、普通にこなすことが相手に安心感を与える。
この安心感が信用をつくっていくのだと思います。
でも、普通ほど難しいことはないとも思っています。
あたりまえのことをあたりまえにこなす。
法人化することで大きいことを考えたり、先を見据えたりしてしまいがちなのですが、大事なことは、足元を見据える、固めることなのかなと思いました。
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