高気密高断熱で、あなたの暮らしを楽しみませんか?
東京・多摩エリアの「つくり家工務店」です。

今日は床の点検口の交換。
こちらも高気密高断熱仕様の床下点検口が市販されています。
これを使用していきます。
床下に一生懸命断熱材を入れても、ここが高気密高断熱でなかったら意味がないのです。
そもそも、床下点検口をリフォームで設置するって難易度高いんです。
特に、床を張りなおさないでやる時はイチかバチかです。
一発で開口部を切らなければならないからです。
切った部分はそのままフタになりますからね。
まず、位置決めするのですが、基本は土台や大引と呼ばれる太い木の間に据えます。
既存の床下点検口があって、床下が見える状況なら問題ないのですが、なにもない場合は、見ることができないのでわからないのです。
これまでの経験から、恐らくこの辺りに入っているだろうとあたりをつけて切るわけです。
最近の合板下地ならまだいいのですが、根太組していたら、さらに困難です。
開口部のどちらかの端は根太をそのまま利用したいからです。
今回の場合は、45㎝角の点検口から60㎝角の点検口に替えるので蓋の部分は床を代えざる負えないので気楽に開口作業ができます。
しかし、今回は別の問題が。
大引、土台間が点検口の大きさぎりぎりの寸法。
さらに、大引が、土台に対して全く平行に設置されてないのです。
点検口を床に対して平行に据えなければおかしいので、大引に対しては斜めに設置することになります。
かませものをつけて取り付けるしかありません。
気密のためにはあんまりやりたくない方法ですが、仕方ありません。
こうして、四苦八苦の末、取り付けることができました。
床下点検口は床下収納庫としての利用が主な役割になるかもしれませんが、それよりも、我々が様々な点検をするために必要です。
特にシロアリの侵入を定期的に確認します。
そして状況によっては、防蟻処理をすることができます。
場所によっては配管をいじることもできますね。
基礎断熱にすれば、さらに可能性が増えます。
換気システムの採用とか床下エアコンなども考えられます。
床下空間の可能性が広がるのは楽しみですね。
そういう意味では、床下点検口の設置は増えてくるかもしれませんね。
私はフタの把手をつけるのが嫌いなんですけどね。
意外とシビアな作業が要求されるんです。
Comments