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  • 執筆者の写真Kawabe Fumi

床下の狭い空間で台風、地震を考える


木の家・自然な家で、あなたの暮らしを楽しみませんか?

東京・多摩エリアの「つくり家工務店」です



台風、地震 床下断熱



床下補修工事の現場に復帰。


30〜40年前の床は、下地合板を張らずに直接フローリングを張ってあるところが多いです。


この家も例に違わず、フローリングの直張です。


経年劣化と湿気でフローリングの裏面はぺりぺり剝がれ出してます。


こうなると床は強度を保てなくなります。


補修での対応は今回で限界でしょう。


次は床の張替えは避けられません。


継ぎ目を中心に裏面に構造用合板をボンドを併用して止付けていきます。


床鳴りも抑えられ、しばらくは安心でしょう。


最近は構造用合板をまず張ってから、床材を張る2重構造なので、心配いらないのですが、こうしたことから見ても、床材は無垢板の方がいいですね。


今回はさらに、地面には防湿シートを張り、断熱材を差し込んでいくので劣化はだいぶ抑えられると思います。



床下にずっといると、外のことは忘れてしまいがちなのですが、いよいよ台風が近づいてきます。


断熱材のカットを駐車場のすみでやらせてもらったのですが、なんとか濡れずに済みましたが、明日はどうですかね?


今回の台風、日本列島の形に添って縦断していくようですが、なんか不思議ですね。


今までそういう進路になった記憶がありません。


大事に至らなければいいのですが。


南海トラフの地震もあれから音沙汰なくなりましたが、どうなんでしょう?


終わったとは思いませんが、不気味です。


お客さんと防災の準備について話しましたが、みなさんは非常食、災害時のグッズはどのくらい用意してますか?


のんきな我が家でもそれなりに準備しているので、みなさんは心配ないと思います。


海や川の近く、山を背負っているなど、住んでいる地域によっても心配のタネは尽きませんね。


水や食料の確保も大事ですが、実際に台風、地震に直面した時のイメージも持っておいた方がいいですよね。


どこに避難すればいいのか?


2,3か所は想定しておくべきかもしれません。


携帯電話がつながらないことも想定しておいた方がいいですよね。


都内で被災し連絡がつかなくなるかもしれません。


そんな時にどういう対応すべきかなども確認しておいたら良いかと思います。



そしてなにより、災害に強い家をつくることを日頃から目指しましょう。


耐震、断熱、気密。


このあたりを強化していくことで、電気が使用できなくなった状況でも我々の生活の助けになっていくでしょう。



床下に潜っていて、この瞬間に地震が来て家がつぶれてしまったら、私はひとたまりもないなといやな妄想ばかりふくらんでしまい、意味の分からない緊張感に苛まれながら仕事をした一日でした。


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