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7/16 リフォームでどんな断熱ができる?

執筆者の写真: Kawabe FumiKawabe Fumi

更新日:2024年7月17日

カテゴリー 日常の中で感じたこと


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東京・多摩エリアの「つくり家工務店」です。





今日から本格的に壁に断熱材を入れる作業。


壁からです。


トイレ一部屋をエリア断熱するという少し変則的な作業になりますが、ストレスなくトイレを利用してもらうことを目指します。


最大限に断熱するのですが、付加断熱等はせずに。


熱貫流率が優れている断熱材を使うしかなく、フェノール系のボード断熱材を使います。


しかし、リフォームでは、壁の中は筋交いや諸々の下地でごちゃごちゃしていて、充填するのが大変なのです。


泣きが入る作業です。


いくつかに分けて入れていくしかありません。


グラスウールのチクチクよりかは全然いいですが。



ほかのやり方がないわけではありません。


壁体内にはグラスウールなどのマット状やウールを充填し、部屋側にもう1層付加断熱するやりかた。


こちらの方が、リスクは少ないと思いますが、部屋が狭くなるというデメリットがあります。



家全体の断熱を考えているのなら、既存の外壁の外側にボード系の断熱材を付加断熱するという方法もあります。



今回採用している一部屋をエリア断熱する方法。


去年も書斎を同じ方法で断熱しています。


一冬越して満足していただいているのですが、思わぬメリットもあったそうで。


隣がリビングなのですが、(リビングは断熱していない)書斎の入口を開けておくと、リビングの暖房だけで十分暖かいそうです。


また、マンションのように、リビングの暖房を切っても書斎の暖かさがなかなか落ちないので、リビングも暖かさが残るそうです。


当初は書斎にエアコンを取り付ける予定でしたが、悩んだ末に保留にしておき、結果としては正解でした。


カラダで断熱の効果を実感し、満足してもらうことは施工したものとしても、本当にうれしいこと。


お客さんもせっかくお金をかけて工事したのに、あまり実感できなかったら、なんか損した気分になるでしょう。


来年から断熱等級4が義務化されます。


だからと言って、4をクリアすればいいよね、ではどうでしょう?


少なからず、今までよりは断熱にコストをかけた印象とは裏腹に、最低限のレベルでは断熱の効果をあまり実感できないかもしれません。


もちろん最初のコストは多少余計にかかりますが、快適さが続くなら、より良い断熱レベルで満足感を得た方が幸せなのではないでしょうか?


6くらいはクリアしていきましょう。



梅雨らしい日が2,3日続きますが、ベランダの下でなんとか作業できてます。


そのあとは、梅雨が明けるのだとか。


今からとても怖いです。


暑すぎませんように。


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