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執筆者の写真Kawabe Fumi

本能が退化してるって気づいてますか?

木の家・自然な家で、あなたの暮らしを楽しみませんか?

東京・多摩エリアの「つくり家工務店」です。





今日で壁の断熱がようやく終わりました。


ボード系の断熱材を筋交いや下地、電線だらけの壁内に充填するのはかなり手間がかかる作業。


なかなか進まず、イライラするところですが、このおうちのおばあちゃんに癒されていました。



こちらのお宅では、ありがたいことに、10時、3時とお茶を用意してくれるのですが、このおばあちゃんと話すことになります。


ぺらぺらしゃべるタイプではないのですが、話が合うのかもしれません。


若い頃は多趣味だったようで、登山や旅行、スキーなどかなりアクティブだったよう。


日頃から新聞なども読むようで、現状の社会に対してもしっかり意見を持っておられます。


どんな話を振ってもちゃんと答えてくれます。


しっかり意見を交わし合えるので話していて楽しいんです。




そんな中、ひょんなことからスマホの話になりまして。


迷ってはいるそうですが、未だに持たないそうです。


スマホに振り回される生活が嫌だからだそうです。


すごいわかりますし、私も携帯電話が普及しだした頃、結構遅くまで粘って持たないでいました。


仕事の関係で持たざる負えなくなってしまったのですが、携帯電話に管理されるような人生に抵抗したかったんです。


とても便利なんだけど、代わりに何かを失っている気もします。


本能とか、感といったところ。


たとえば、土地勘みたいなもの。


それまでは、新しい現場に行くために地図を多用してました。


それを見ることで、地理的な感覚や方角などを養っていました。


目立つ建物を目安にして覚えたものです。


それが今ではグーグルマップです。


住所を入れれば一発です。


余計な手間をかけずに目的地までたどり着けるようになりました。


ところが、今度は道が覚えられません。


アプリを使わないと行けないのです。


本能や感といったものは、使わなければ退化していくでしょう。


こわいですよね。


おそらく、私もおばあちゃんも本能的にそういう恐れを察知しているのかもしれません。



便利さを追求していくことで世の中は発展してきました。


しかし、手に入れられるものが増えたと同時に失われつつあるものがあることも意識すべきですね。


自然が好きな私もおばあちゃんも自然に触れることで本能を眠らせないように鍛えていたのかもしれません。



こうして、今日も有意義なお茶の時間を過ごすことができました。


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