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9/9 本を読めない理由がヤバかった

執筆者の写真: Kawabe FumiKawabe Fumi

木の家・自然な家で、あなたの暮らしを楽しみませんか?

東京・多摩エリアの「(株)つくり家・工務店」です


本


久しぶりに本が読めました。


タイトルは「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」


まさに、今の私の状況。


しかも、サブタイトルに、「疲れてスマホばかり見てしまうあなたへ」


怖いくらいに私にドンピシャの本で、買わない選択肢はありませんでした。


私、これでも読書は好きな方でして、本屋さんに入り浸るのが大好きな人間なのです。


本屋さんに一日いても飽きないタイプなのです。



ただ、最近、先に書いたように全然読めないのです。


しかも、仕事を終え、帰宅しても、多少時間は取れるはずなのに、スマホを見て、時間を浪費してしまうことが増えてしまい、打開策を案じていたところだったのです。


本を読み終え、なるほどと納得せざるを得ませんでした。


私もまんまと今の時流に流されまくっていたようです。



現在の私は、おかげさまで、やらなければいけないことが山積みで、日々追われています。


それと同時に建築のことを常に学び続けていかなければ、社会の置いてきぼりになってしまうのでは?という強迫観念にもさいなまれています。


それは、年々強くなっている気がします。



見積、設計、その他、少なからず、ネットを利用して進めています。


ネットで検索して、答えが導かれる。


本当に便利でありがたいことです。


しかし、この便利さに慣れてしまっている自分もいる。


必要な情報以外は邪魔になっている自分がいることに気づかされたのです。


この本では、ノイズと表現しているのですが、自分に必要な情報かどうかを常に選択し続けているうちに、余計なものは一切受け付けない自分になっているのです。


逆に、必要とされる情報も、あふれんばかりに多く出てくる。


それまでは、幸か不幸か、知らないで済んだものが、知ってしまうのです。


これが知らなければという強迫観念に繋がってしまうのかもしれません。


やらなければという不安が何となく心の奥底に溜まっている状態が続いているんです。


こうなると、さらに早くこなさなければとか、クリアしなければという思いに拍車がかかり、四六時中、仕事しているような感覚になってしまっている気がします。



一方で、本は、もちろん知りたい情報がたくさん入っているけれども、必要ではない情報(ノイズ)も含まれています。


これが邪魔になってしまうのでしょう。


本が選ばれにくくなっていくのがわかります。


ネットで検索する方がラクですしね。



この本を読んで、同じ情報を得るにしても、思った以上に感覚的に違いがあるんだなと感じました。


ネットはやらねばという義務感が強くなるということ。


思わず全力を尽くしてしまうこと。


読書は、知りたいを深めたい知識欲に駆られてやる行動だと感じました。


必要でない情報はむだなことではなく、知識を深めることになるのです。


むだなことが知識の奥行を深めてくれるのではないでしょうか。


全てを知る欲が出てくるのが人なんですが、知らないことがあってもいいんだよと思えることも必要だなと感じました。



ある一点で尖り続けるのも必要だけど、いろんなことを受け入れることも大事。


疲れすぎないように、ゆとりをもって読書する。


そんな生活に切り替えていこうかと感じる読書となりました。


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