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執筆者の写真Kawabe Fumi

あなたはどんな覚悟をしてますか?

木の家・自然な家で、あなたの暮らしを楽しみませんか?

東京・多摩エリアの「つくり家工務店」です



覚悟 ラワン合板の壁


先週、今週と、会社さんの事務所改修工事。


社員の皆さんは、普通に業務をこなしている中での作業。


なるべくお邪魔にならないように。


材料を加工するのは、外のベランダ。


ここまでが結構な距離があるので、なにより、歩き疲れました(苦笑)。



観光地などのお土産屋さんに関するお仕事をされている会社さんで、店舗の建築にいろいろ携わらせてもらっているのですが、社長さんも建築が好きなので、事務所にもこだわります。


僕ら建築業界の人にはない発想が多いので、勉強になります。


構造的に問題ないかを検証してより良いものを提案するのも私の役目となります。


店舗建築はどうしても構造や長持ちするかといったところを必要とされないことがあるのは否めません。


そこは私の建築にも、相容れないところでもあるので、なんでもありはなしです。


そのあたりを理解していただきつつ、建築を楽しむ考え方にはとても共感しているので、これまで長い期間、お付き合いしていただいてます。


事務所の改修もこれで何回目なのかわかりません。


それは、この会社さんが確実に成長し続けていることの証とも言えるでしょう。



社長さんとは同年代なこともあって、いろんなことをざっくばらんに話してもらっているのですが、毎回、考えさせられるお話をもらいます。


コロナ禍ではかなり大変だったかとは思うのですが、しっかり対応されて乗り越えられました。


先を見込んで十分準備もされてるようですが、一番大事なことは、「ずるをしない」「ごまかさない」ことだそうです。


難しいことをするわけではないということ。


できることを地道にやるだけ。


いろんな誘惑もあったはずなのに。


ぶれない。


傍から見ていて、それは強く感じます。


社員さんもそれを理解した人ばかりという印象です。



自分はどうだろう?


確かに私も同じように考え、やってきたつもりですが、妥協はなかっただろうか?


このくらいならしょうがないかとごまかしてこなかったか?


自信をもってやれたとは言えないです。


今、話題の兵庫県知事のように一歩間違えれば、明日は我が身なのかもしれません。


これという筋を自分の中に持ち、覚悟を決めないと、ちょっと権限を持っただけで勘違いをして、王様のようになってしまう。


裸の王様にはなりたくないなぁ~


自分を規定できるのは自分だけ。


できることをやり続けるって、実はホントに難しいことなのかもしれません。


子どもの頃、ちょっとぐらいズルかったり、悪かったりすることがカッコいいとまで思っていた節がありました。


成人した頃でも変わらず、つっぱっていました。


だから、決して公明正大な人生だったとは言えません。



今でもズルしたいなぁと思う場面はあります。


そこから逃げない強さを持ったつもりではありますが。


今日はズルしたいと思う気持ちを、抑える強い覚悟が、大人なんだなぁと改めて実感しました。



事務所とは思えない様相が、もうすぐ完成となります。


完成が楽しみです。


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