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  • 執筆者の写真Kawabe Fumi

居心地の良い中古物件を探す時失敗しない7つのチェックポイント




今朝も暖かい朝です。


花粉は日に日に激しく襲いかかってきますが、今年はまだ薬を飲んでません。


頭はボーとしてキレがありませんが、もう少しがんばってみます。



私が大工ということもあって、時折知人から’この中古物件を買ってもいいか見てくれないか?”とお願いされます。


いくつかポイントはありますのでチェックして率直にお話します。


そんなチェックすべきポイントを今日は戸建て住宅の場合で話してみたいと思います。


どなたでも無理なくチェックできる簡単なところから。。


もちろん物件、条件によって多少の誤差はありますが、挙げてみますね。


①、1階の床を歩いてみましょう


床鳴りはありませんか?


床がフカフカになってませんか?


これらの症状があるようでしたら床下に何らかのリスクがある可能性があります。


床板や土台、根太、大引きといった床下に配置されてる木材が湿気によって腐ってる。


さらにはシロアリの被害がある可能性があります。


②、床下収納から床下をのぞいて見ましょう


キッチンなどにある床下収納のふたを開け、中のプラスチックの箱を取り出しましょう。


乗っかってるだけなので簡単に取り出すことができます。


①と確認することは同じことなんですが、特に水廻りは目視できるに越したことありません。


基礎に泥でできた筋みたいモノがあったらシロアリの蟻道です。


やはり土台、基礎の部分は家を支える重要な場所。


ここが健全であることは第一条件、優先事項と言っていいでしょう。


床下に潜って水廻りを中心に確認できれば(①で気になった部分を見ることができればよりベター)いいですね。


のぞける範囲で見るだけでも違います。



床に関しては一つ言いたいことがあります。


よくテレビで床にビー玉を転がし、転がって行くのはおかしいと検証する場面を見かけますが、


よっぽど勢いよく転がっていくのは確かに基礎沈下などの問題がありそうですが、


実は普通に新築でも転がります。


大工さんによっても流儀は違いますが、実は平らに床をつくってません。


私は部屋の真ん中を全体的に張らし気味にします。


重力の影響が部屋の際より真ん中の方が影響受けやすいからです。


現在はベタ基礎がほとんどなので影響受けにくくはなっていますが。


逆に真ん中をへこませる人もいます。


俯瞰して床を眺めたとき部屋が広く見えるからです。


関係ないですが、実は天井も張らせてるんですよ。


こちらの方が顕著に違いがわかりますが。


大工の気づきにくい工夫です。


話は逸れてしまいましたが、そういうわけでビー玉が動くのは施工不良とは言えないということをご理解ください。


③、基礎をぐるっと1週廻って見てみましょう


ひび割れてる部分はありませんか?


多少の亀裂は心配しすぎなくていいです。


コンクリートなのでスジくらいはありますから。


2ミリ以上の隙間があるようでしたらリスクの可能性があります。


あまりおすすめできません。


基礎あっての家です。


うわものはいくらでも直せます。


しかし、基礎の欠陥は致命的になります。


基礎の欠陥は地盤の問題の可能性があります。


直すことができないとは言いませんがかなりコストのかかる工事になってしまいます。


敢えてそのリスクを冒す必要はないかなぁと思います。


④、扉を開け閉めしてみましょう


これも①~③のリスクと同様になってきます。


スムーズに開け閉めできないのはドアそのものの機能の問題の場合もありますが、


家が傾いてる可能性があります。


⑤、カビが発生してませんか?


⑥、掃出しサッシの周りの床はダメージ受けてませんか?


これらは結露の可能性が高いです。


イコール断熱気密が弱い。


それは寒い、暑いが激しい可能性があります。


30~40年以上経った家は断熱材が全く入ってない可能性が高いです。


あったとしても機能が弱いです。


このくらい経った家を購入することを考えてらっしゃる方はぜひ、断熱改修工事も合わせて考えてもらいたいですね。


⑦、天井や壁に濡れたあとのようなシミがありませんか?


雨漏りした過去がある可能性があります。


屋根、バルコニーを確認する必要があるかもしれません。



細かいことまで挙げればキリがないのですが、これまで挙げてきたチェック項目で重要だと感じることはどんなことだと思いますか?



床下、特に土台や基礎がしっかりしてないとダメですよってことです。



立地や外観なども大事ですが、気持ち良く暮らすための最重要ポイントです。


このあたりを最低限クリアできていたら選択肢のひとつに数えても良いのではないでしょうか?


そして中古物件を買ってある程度のリフォームも合わせて考えていらしゃるのなら購入を決定する前にぜひ私たち工務店にご相談してほしいのです。


購入してから私にリフォームをお願いしてくださった方も何人もいらっしゃるのですが、


購入前に相談して欲しかったなぁと感じることも何度かありました。


私に物件を見てほしい、相談に乗って欲しいだけでも対応しますので遠慮なく気軽に声をかけてください。

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