【間取り編】大工だからこそ気づいた『暮らしやすさ』の正体
- Kawabe Fumi
- 4 日前
- 読了時間: 4分

間取りを考える時、何を一番大切にしますか?
広さ?動線?収納?
僕が今回の自邸で一番大切にしたのは、「シンプルさ」でした。
でもそのシンプルさの裏には、構造、日射、断熱、すべてを考え抜いた理由があります。
2階リビングにした、本当の理由
この家の最大の特徴は、2階リビングです。
1階に個室を集めて、2階を開放的なリビングにしました。

理由は3つあります。
一つ目は、日当たり。
この土地は北側に道路があって、南側にお家が建っています。だから1階は、どうしても日が入りにくい。
逆に2階は、南側から光がたっぷり入ります。
二つ目は、構造。
1階に細かく間仕切りを作ると、柱が増えて下の方に重心が来る。2階はリビングで開放的だから軽くなる。
家全体で考えると、とてもどっしりした安定した建物になるんです。
三つ目は、ファミリーホームとしての機能。
子ども4人を預かるためには、最低でも個室が4部屋必要。それを1階に集めることで、生活の動線が整理されます。

お客さんの家では、「1階リビングが当たり前」という先入観がある程度ありますよね。
でも、土地の条件を活かすこと、構造を考えること、暮らし方を考えること。
それを全部やると、2階リビングが正解だったんです。
徹底的に「箱」にこだわった
外観を見ていただくと分かるんですが、この家、徹底的に箱型です。
出っ張りも引っ込みも、一切なし。

これは僕の希望でもあり、妻の希望でもありました。
「凸凹を一切なくせ」と。
だから玄関すら、引っ込んでないんです。ひさしが一枚板みたいにズドッと出てるだけ。
実は僕の中で、北側は「裏側」っていうイメージがあるんですよ。
北側道路で、片流れの屋根で太陽光を南に向けると、どうしても北側が高くなっちゃう。プロポーション的には、南側の方がかっこいいんです。

だからもう、裏側として割り切ろうと思って。玄関も、さらっとあるくらいにしちゃおう、と。
勝手口の延長みたいな感じですね。
これが良いのか悪いのか、正直分かりません。でも、僕はこれでいいと思っています。
玄関が豪華1点主義って感じもあまりすきではないので。
窓の配置は、全部計算ずく
窓の配置も、かなり考えました。
1階の南側は、日が入らないので窓は小さく。その分、断熱を優先しています。
2階の南側は、日射取得を前提に、窓を大きく取りました。

UA値っていう断熱性能の数値があるんですけど、窓が大きいと、どうしても数値が悪くなっちゃうんです。
でも2階は、冬の日射を取り入れることを優先した。
結果、2階は晴れた日、もう暖房なんていらないくらい暖かいです。暑いくらいですね。
1階と2階で、まったく考え方が違うんです。
これも、土地の条件を活かした結果です。
## シンプルだから、暮らしやすい
シンプルな箱型にすることで、いろんなメリットがありました。
まず、コストが抑えられる。
出っ張りや引っ込みを作ると、それだけ材料も手間もかかりますから。

そして、工期が短くなる。
今回、諸事情でものすごく急いでやった部分もあったんですが、こだわって大変な仕事をやった割には、割と早く終わったんです。
もちろん、職人さんが腕利きだったっていうのもあるんですけど、箱であることって、思ったより大きいんですよね。
それから、メンテナンスもかからない。
シンプルな方が、痛まないんです。
長期的なコストパフォーマンスで考えても、これは正解だったと思います。
大工として、施主として
今回、自分の家を建ててみて、改めて気づいたことがあります。
お客さんは、「もっと広く」「もっと開放的に」っていろんな希望を持たれます。
でも、本当に大切なのは、その土地で、その予算で、どう最適化するか。

広さじゃなくて、メリハリ。
複雑さじゃなくて、シンプルさ。
それが、長く快適に暮らせる家につながるんだと、身をもって体験しました。
次回は、造作家具や建具のこだわりについて、お話しします。
簡単で、高価なものを使わなくても、気の利いたものは作れる。
その実例を、たっぷりお見せします。
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