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耐震補強のお話とクロスの選び方

執筆者の写真: Kawabe FumiKawabe Fumi

高気密高断熱で、あなたの暮らしを楽しみませんか?

東京・多摩エリアの「つくり家工務店」です。





今日も暑かったですね。


今日は天井ボードを張って、耐震補強用のかべ大将を張りました。


これはリフォームの際、壁の強度を上げたい時に使います。


専用の下地を組み、3尺角のパーチクルのような板を3枚張ることで、強度が出ます。


今回は断熱補強のために既存で張ってあったかべ大将を一旦撤去し、新規に張りなおしてます。



工事も終盤に差し掛かり、お客さんにクロスの選定をお願いしました。


ご主人は「どうやって決めていけばいいかわからない」と悩まれています。


みなさんはいかがですか?



ウチでは、基本的にはお客さん本人に決めてもらうようにしてます。


それでも、大枠はお伝えして。



まずは、オガファーザーなどの紙クロスをお勧めしてます。


自然素材で後に、お好みで塗装することができます。


これまでのお客さんの感想では、湿気もある程度吸ってくれるようです。


こちらは種類がそこまでないので、選ぶのは、さほど難しくはないでしょう。



今回のようなトイレなど水回りに関してはビニールクロスもありかなと思います。


常用的に湿気がある場所やキッチンの油汚れなどには紙は弱点があるので。



ビニールクロスはとにかく種類がものすごくあります。


確かに、カタログを渡すとその量に圧倒されてしまいます。


小さいサンプルでしかないので、実際に貼られたイメージも違ってくるところもあります。


機能性云々に関しては、私はあまり気にされないようにと伝えてます。


基本的な機能はほとんどのものが共通ですし、調湿機能などをお求めなら、他のより効果のある素材をお勧めします。


ビニールクロスにも大きく分けて、2つのグレードがあり、量産品と1000番台などと呼んだりします。


平たく言えば、量産品のほうがグレードが低く、コストパフォーマンスがいいです。


量産品はエンボス加工されているものが多く、厚みがあり、表情が出やすいです。


リフォームなどで既存の壁を再利用、張替えするときは、下地の粗さなどが隠せるのでぴったりです。


1000番台は、デザイン性に富んでいるものが多いです。


ただし、生地が薄いので新規の壁におすすめです。



今回のトイレのようにそこまで面積がない場所では、そこまで価格差は出ないので、グレード差は気にしなくてもいいかなと思います。



選ぶ基準ですが、正直言ってありません。


感覚的に「これがいい!」と思ったいくつかから選んでもらうしかありません。


失敗ははっきり言って、まずありません。


よっぽどおかしければ、私も確認はさせてもらいます。



店舗や宿泊施設などの非日常的な空間に憧れる方もいますが、家は日常です。


5年、10年と同じ空間が続きます。


存在感が強いものは、飽きてしまったり、疲れてしまうことも出てきます。


なので、無難な白系のクロスに落ち着くことが多いのですが。



逆に、トイレなど、狭い空間であり、常にいるところではないので冒険してみるのも一つの手です。


惑わせてしまったかな?


論理的に物事を決める人にとっては難しいのかもしれませんが。


まずは思い切って、エイッと決めてしまいましょう。


先ほども言いましたが、失敗は考えにくいです。


自分の感覚を信じましょう。


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