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リフォーム、解体してわかる大工の心意気

執筆者の写真: Kawabe FumiKawabe Fumi

更新日:2024年10月12日

高気密高断熱で、豊かな暮らしを楽しみませんか?

東京・多摩エリアの「つくり家工務店」です。



(今日の現場写真ではありません)



今日は多少暑さも和らいで良かったです。


それでも、今日から床下に潜行します。


ほふく前進で胸を圧迫されるためのせいか、頭が痛くなります。


首も常に力が入っている状態なので筋肉痛が半端ないです。


体重も増えているようで、動きが悪いです。


それでもやらねばです。



点検口から入って最初に気づいたのが、布基礎が所々破壊されていること。


「えええっ⁉」って感じの驚き。


そもそも基礎が、部屋ごとに囲われていて、隣の部屋の床下にいけないようになっていました。


床下換気扇があったり、シロアリの駆除がされた跡が残っているので、この業者の仕業でしょう。


お客さんにどう説明してやったんだろう?


優先順位がおかし過ぎます。


基礎は家を支える一番重要な場所。


人通口がないという理由だけで壊して、なんか塗料のようなものを塗ってあるんですよね。


耐震になにか効果があるのでしょうか?


通れないなら、床を張りなおしてでも、開口して、上から潜行してほしいですよね。


しかも、破壊された穴ですが、私が通過できません、穴が小さくて(泣)



残念ながら、トイレの床下だけはどうしようもないようです。


あとは、断熱の施工はできそうです。


トイレの床は一番やりたかったスペースなんですが。



リフォームは見えないところを工事することがかなり多くあります。


見えないところこそ丁寧に、なんなら見えるところ以上に力を入れてやらなければなりません。


なぜなら、壊すまでは手を加えることができないからです。


そんないい加減な施工を、「神様が見てるよ」と思うんですがね。


これまで何十年も、リフォーム、リノベーションを続けていると、解体してみると、見えないところでやらかしているものを何度も見てきました。


リフォーム、解体を始めると、前の大工さんが見えてきてしまうのです。


人はらくすることに逃げてしまいがち。


私だってそういう気持ちになることはあります。


でもやるかどうかはその人の人間性によります。


良心に従うしかないんですよね。


仕事はお金を稼ぐ手段。


それはそうなんですが、それに執着しすぎると進むべき道を見誤ってしまう気がします。


自分の価値観を設定してそれに従う。


お客さんにいかに役立つか、いかに喜んでもらえるかを考えていれば、まちがいはないはずです。


目先のお金に囚われず、長い目で、自分が大切にしていることを伸ばしていくことを心がけて、働いていきたいです。



お客さんは知っているかどうかわかりませんが、お話して、対策を考えていきます。


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