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  • 執筆者の写真Kawabe Fumi

リフォーム、解体してわかる大工の心意気

高気密高断熱で、豊かな暮らしを楽しみませんか?

東京・多摩エリアの「つくり家工務店」です。



(今日の現場写真ではありません)



今日は多少暑さも和らいで良かったです。


それでも、今日から床下に潜行します。


ほふく前進で胸を圧迫されるためのせいか、頭が痛くなります。


首も常に力が入っている状態なので筋肉痛が半端ないです。


体重も増えているようで、動きが悪いです。


それでもやらねばです。



点検口から入って最初に気づいたのが、布基礎が所々破壊されていること。


「えええっ⁉」って感じの驚き。


そもそも基礎が、部屋ごとに囲われていて、隣の部屋の床下にいけないようになっていました。


床下換気扇があったり、シロアリの駆除がされた跡が残っているので、この業者の仕業でしょう。


お客さんにどう説明してやったんだろう?


優先順位がおかし過ぎます。


基礎は家を支える一番重要な場所。


人通口がないという理由だけで壊して、なんか塗料のようなものを塗ってあるんですよね。


耐震になにか効果があるのでしょうか?


通れないなら、床を張りなおしてでも、開口して、上から潜行してほしいですよね。


しかも、破壊された穴ですが、私が通過できません、穴が小さくて(泣)



残念ながら、トイレの床下だけはどうしようもないようです。


あとは、断熱の施工はできそうです。


トイレの床は一番やりたかったスペースなんですが。



リフォームは見えないところを工事することがかなり多くあります。


見えないところこそ丁寧に、なんなら見えるところ以上に力を入れてやらなければなりません。


なぜなら、壊すまでは手を加えることができないからです。


そんないい加減な施工を、「神様が見てるよ」と思うんですがね。


これまで何十年も、リフォーム、リノベーションを続けていると、解体してみると、見えないところでやらかしているものを何度も見てきました。


リフォーム、解体を始めると、前の大工さんが見えてきてしまうのです。


人はらくすることに逃げてしまいがち。


私だってそういう気持ちになることはあります。


でもやるかどうかはその人の人間性によります。


良心に従うしかないんですよね。


仕事はお金を稼ぐ手段。


それはそうなんですが、それに執着しすぎると進むべき道を見誤ってしまう気がします。


自分の価値観を設定してそれに従う。


お客さんにいかに役立つか、いかに喜んでもらえるかを考えていれば、まちがいはないはずです。


目先のお金に囚われず、長い目で、自分が大切にしていることを伸ばしていくことを心がけて、働いていきたいです。



お客さんは知っているかどうかわかりませんが、お話して、対策を考えていきます。


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