素材編:自然素材が生む心地よさと安心感
- Kawabe Fumi
- 3 日前
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自邸兼モデルハウスの第3弾は、床材や壁材に焦点を当てて「自然素材の魅力」をお伝えします。私たちの家づくりでは、素材そのものが放つ温もりや香り、調湿性能を大切にしています。今回は無垢のフローリングと珊瑚壁を採用し、実際に暮らしてみてわかったことをまとめました。

部屋ごとに変えた4種類の床材
自邸では床材に遊び心を持たせ、西南桜、ナラ材、パイン材、ハードメープルの4種類を部屋ごとに使い分けています。色や木目の違いがありながらも、自然の素材同士は不思議と馴染んで調和が生まれました。無垢材は均一ではなく、節や色ムラが味わいをつくり出します。パインや桜は素足で歩くと柔らかく、ナラやメープルは程良い堅さがあり、毎日の暮らしの中で素材の表情を楽しんでいます。また木の床は光を柔らかく拡散させ、湿度が高い時は吸湿し、乾燥時には放湿して室内の湿度を整える働きがあると言われています。ほのかな木の香りが心を落ち着かせる効果も感じられ、家に帰るたびにホッとする場所になりました。

はじめて採用した珊瑚壁の魅力
壁には珊瑚壁を初めて採用しました。珊瑚壁はサンゴの化石を砕いて使う塗り壁材で、多孔質の構造が湿度調整や保温、通気、抗菌性をもたらします。室内の余分な湿気を吸収し、乾燥してくるとゆっくり水分を放出してくれるため、一年を通じて過ごしやすいと感じます。熱伝導率が低く断熱性に優れているので、夏は涼しく冬は暖かく、冷暖房の効率が上がって省エネにもつながります。さらに、アンモニアやたばこの臭いなどを吸着・分解して消臭する力があり、暮らしの中で気になる匂いが残りにくい点も気に入っています。有害な化学物質の吸着・分解、燃えにくく有毒ガスが出ない防火性能も備えているので、小さな子どもがいる家庭でも安心して使える素材です。

自然素材がもたらす安心感と今後
自然素材は人にも環境にもやさしいだけでなく、経年変化を楽しめる魅力があります。無垢材は使うほど艶が増し、珊瑚壁は年月とともに色が柔らかくなっていきます。手間をかけて手入れをすると愛着も増し、家族で暮らしを育てている実感があります。今後は、さらに自然由来の素材にも挑戦してみたいと思っています。素材の特性を理解し、暮らしに合わせて上手に使うことで、心地よく長く住まえる家づくりができると考えています。
自然素材の家は、長い時間をかけて味わいを深めていきます。これから家づくりを検討される方には、ぜひ素材選びの楽しさや、自然素材がもたらす心地よさを体感していただきたいです。





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