自分でつくった家に暮らし始めてわかったこと|入居2ヶ月のリアルレポート
- Kawabe Fumi
- 2 時間前
- 読了時間: 3分

自分でつくった家に引っ越ししてからおよそ2ヶ月が経ちました。
建てている間は「施工者」として家を見ていましたが、住み始めると自分が「施主」になる。この感覚の切り替えが思いのほか大きく、毎日なにかしら新しい発見があります。今回は、良かったこと・想定外だったことを正直にお伝えします。

■ 朝のコーヒーが、なぜか美味しい
大げさに聞こえるかもしれませんが、暮らし方が変わりました。
賃貸に住んでいた頃は、朝起きたらとにかく動く、という感じでした。でも今は、コーヒーを淹れてリビングでひと息ついてから、「さあ今日も始めようか」という気持ちになれる。なんとなくジャズをかけてみたくなるし、テレビをつけなくても不思議と落ち着いている。
自分には似合わないと思っていた「豊かさ」という言葉が、少しだけ身近になった気がしています。

■ 想像以上だったこと:五感で感じる自然素材
リビングの居心地は、想像以上でした。
無垢材の足触り、珊瑚壁の手触り、木のほのかな香り。数字では伝えられない部分が、毎日の暮らしの中でじわじわと効いてきます。
特に実感しているのが珊瑚壁の消臭効果です。魚を焼いても、料理の匂いがほとんど残らない。2階の部屋は翌朝にはすっかり消えています。「暮らしてみないとわからない」性能のひとつです。

■ 断熱・気密・換気の威力を改めて感じた
見学会の頃はまだ人が住んでいなかったので、室内が少し乾燥気味でした。住み始めると、料理や生活の中で自然と湿気が生まれ、湿度計が40〜60%の快適ゾーンにきちんと収まるようになりました。
花粉の時季には、外でくしゃみをしていても、家に帰った瞬間にピタッと止まる。1階の床下エアコン1台で家全体が均一に暖まり、廊下に出ても「ヒヤッ」としない。体へのストレスがないというのは、住んでみて初めて実感できることでした。

■ 想定外だったこと:正直に書きます
良いことばかりではありません。
まず、階段室に少し匂いがこもりやすい。換気の排気口を階段室に設けなかったため、1階下部に料理の匂いが残ることがあります。設計段階では気づけなかった点です。
もう一つは、気密性の高さゆえの「太鼓現象」(密閉された空間が太鼓のように音を反響・増幅させてしまう現象)。家全体が密閉に近い状態になると、2階の生活音が1階に響きやすくなります。防音のためのシージングボードは挟んでいるのですが、正直あまり効いていない。これはこれから対策を考えているところです。
玄関のフラットな土間も、子どもたちが砂を持ち込みやすいという家族からのクレームが出ています。数センチの段差でも、意味があったんだなと今になって思います。

■ それでも、この自分でつくった家が好きです
失敗や反省は正直にお伝えするべきだと思っています。でも、それ以上に「自分で考えて、自分で決めて、自分でつくった」ことへの満足感が大きい。
うまくいかなかった部分もひっくるめて、愛おしい。それが自分の家を持つということなのかもしれません。
夏に向けて、季節ごとの体感会も企画しています。「スペックではなく体感で選んでほしい」という思いから始めた取り組みです。詳細は追ってお知らせします。





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